公務員試験小論文の頻出テーマと対策講座を紹介

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この記事では、小論文の頻出テーマを紹介しながら対策法やおすすめの講座について解説しています。

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公務員試験の小論文の頻出テーマとおすすめ対策講座を解説

公務員試験の筆記試験では、小論文や作文試験が行われることが多いです。与えられたテーマについて自分なりの主張や問題解決法などを述べるものですが、苦手とする人も少なくありません。

しかし、小論文は何度も繰り返し練習し、適切な添削を受けることで上達していくことが可能です。そして、添削は公務員試験を知り尽くした資格予備校の講師に任せられるとより上達することが期待できます。

この記事では、公務員試験における小論文について、配点や頻出テーマ、書き方や勉強法などを解説するとともに、公務員試験小論文対策講座があるおすすめの資格予備校を紹介していきます。

目次

公務員試験の小論文試験とは

公務員試験の小論文試験とは

公務員試験には、国家公務員や地方公務員、市役所の公務員試験などの種類がありますが、どの公務員試験においても一般的に「小論文試験」が行われます。

公務員試験(高卒程度)では「作文」といわれることもあります。

小論文試験では、近年の社会問題がテーマとなることが多く、環境・福祉・教育・労働環境など行政に直接結びつく問題が取り上げられています。

一方、作文では学校生活で学んだことやどのような公務員になりたいかなどのテーマについてを記述する形が多いです。

小論文や作文試験では、800~1,000文字程度を60~90分といった制限時間内で記述するケースが多いです。

限られた時間内に与えられたテーマについて自分の主張や考えを文字数の範囲内にまとめることは易しいことではないため、公務員試験の中でも小論文や作文を苦手と感じる人は少なくありません。

公務員試験で小論文・作文試験が行われる理由

公務員試験を受験する人にとって苦手意識を持たれやすい小論文・作文試験ですが、小論文・作文試験を行うことは公務員試験においてどのような意味があるのでしょうか。

公務員試験の小論文・作文試験では、受験生の以下の能力の判定のために行われると考えられます。

  • 読解力、理解力
  • 論理的思考力
  • 社会問題への関心度
  • 文章の表現力 など

与えられた問題を読んで理解することはもちろんのこと、テーマに対して自分の考えや主張を論理的に組み立てて、わかりやすく正しい日本語で表現できるかどうかが問われます。

また、現在の社会問題にどのくらい関心を持っているかも点数に大きく関わることが考えられます。

小論文の配点は高い?低い?

公務員試験において、小論文・作文の占める配点割合はそれほど高くない傾向があります。たとえば、2022年国家公務員試験(一般・大卒程度)の配点割合は以下のように決められています。

試験種目 配点割合
基礎能力試験 2/9
専門試験(多肢選択式) 4/9
一般論文 1/9
人物試験 2/9

礎能力試験、専門試験、小論文、人物試験(面接)の中で、小論文は9分の1と最も配点割合が小さいことがわかります。

しかし、小論文試験に必要な時事的な知識は筆記試験の時事問題で役立つほか、面接試験での回答の際にも必要な知識となります。さらに、実際に公務員の仕事に従事する際には要点を押さえたわかりやすい文章を作成する力が求められます。

このようなことから、小論文の公務員試験全体に占める配点割合は低い傾向がありますが、面接や時事問題対策に必要な知識であるため、しっかりと対策を取る必要があります。

頻出テーマ

頻出テーマ

公務員試験の小論文試験では、現在の社会問題についての考えを記述させる問題が出題されることが多いですが、具体的にどのようなテーマが出題されるのでしょうか。

近年の公務員試験の小論文試験に出題されている頻出テーマについて以下にまとめました。

  • 少子高齢化・人口減少
  • 労働問題・ワークライフバランス
  • 男女平等参画社会・女性の社会進出
  • 格差社会・貧困問題
  • 災害対策(防災)・危機管理
  • 地域振興・地方の活性化
  • 環境問題・地球温暖化
  • 循環型社会への取組み
  • 個人情報保護
  • 観光
  • ITやAIの活用
  • 国際化・グローバル社会への対応 など

公務員試験の小論文試験では、上記のようなテーマについて出題されることが多いです。日頃からこういった社会問題に関心を持ち、要点をまとめたうえで自分なりの解決策などを考えておくと、小論文作成時に役立つでしょう。

小論文の書き方・勉強対策

小論文の書き方・勉強対策

小論文はただやみくもに文字数を埋めるように作成すれば良いものではありません。公務員試験合格に結び付くための書き方や勉強対策法があります。

構成に沿って文章を作成する

公務員試験の小論文の書き方は、以下のような構成の順に作成すると文章がまとまりやすくなります。

  1. テーマについての定義や背景についてまとめる
  2. 問題提起する
  3. 自分なりの解決策を論じる
  4. 結論をまとめる

与えられたテーマについて、その定義や背景などをわかりやすくまとめたうえで、それがどのような問題となっているのか、今後どのような事態になり得るのかといった問題提起をします。

そして、問題・課題についてどのような解決策があるのかを自分なりの考えでまとめます。最後に、テーマと問題提起、その解決法を簡潔にまとめて締めくくります。

知識量ではなく自分の言葉で表現することがコツ

小論文の書き方として、時事関係の知識をただ単に羅列するのではなく、自分なりの言葉で問題点についてまとめその解決策を論じることがコツです。

そして、公務員試験の小論文試験である以上、公務員としてふさわしい人物かどうかも審査されるため、自分の考えを述べる際に「公務員の立場」にたった考え方をすることも書き方のポイントとなります。

そのため、受験する公務員試験の自治体の課題や問題点などを把握しておくことも大切といえます。

主張内容がブレない書き方にする

公務員試験の小論文対策に限ったことではありませんが、文章を作成する際には自分の主張がブレない書き方にすることもポイントです。

テーマについての結論を決めたら、それに向かって文章をつくりあげていくと良いでしょう。

問題提起と結論をまずはっきりと決めてから書き始めることで、ブレずに書き進めやすくなります。

表現豊かで読みやすい書き方を心がける

公務員試験の小論文試験というと、つい肩に力の入った文章になってしまいがちですが、機械的な堅苦しい書き方をしなければならないものではなく、自分なりの表現力を活かした文章であることもポイントとなります。

公務員は実務上さまざまな人に対して文書を作成することになり、相手別に伝わりやすい書き方や表現が必要になります。そのため、正しい日本語が使えることはもちろんですが、豊かな語彙力があることもアピールできると良いでしょう。

公務員試験での書き方のルールを押さえる

公務員試験の小論文試験では、文章の書き方に次のようなルールがあります。

  • タイトルは最初の行に3マス空けて書く
  • 段落を変えるときは1マス空ける
  • 文体を統一する(「である」調か「ですます」調かなど)
  • 句読点や小さい文字(「っ」・「ゅ」など)は行の初めに書かない
  • 「ら抜き言葉」や「話し言葉」は使わない
  • 文字数は8割以上かつ上限を超えないように作成する

このほかにも、誤字や脱字、送り仮名のミスといった初歩的な間違いは減点対象となります。間違いやすい言葉や送り仮名などは参考書や問題集などにまとめてあることが多いので、小論文の練習をする際に細かいところまで確認しましょう。

公務員試験の小論文対策におすすめの講座

公務員試験の小論文対策におすすめの講座

公務員試験の小論文をどのように勉強すれば良いのかわからない人や書き方のわからない人、文章を書くことが苦手な人などには、資格予備校などで提供している小論文対策講座がおすすめです。

公務員試験の小論文対策講座はさまざまな種類のものが提供されていますので、それぞれの特徴を理解して自分に最適な講座を選びましょう。

公務員試験の小論文対策講座①:資格の大原

「資格の大原」での公務員試験の小論文・作文対策講座では、小論文の書き方やポイントを勉強したあとに、実際に小論文・作文の答案作成練習を行います。

大原の公務員試験の小論文対策講座のテキストには、国家公務員試験や全国の自治体で実際に出題された問題が約4,000問掲載されており、全国的なテーマの出題傾向を知ることもできます。

記述した小論文や作文は、個別指導により添削され、繰り返し練習を重ねることで実力アップを図ります。

合格実績 2021年度 公務員行政事務系最終合格者(実人数)2,864名
開講コース・学費 ・2023年度春受験合格目標公務員合格コース:<Webライブ>35万5,400円 <Web通信>35万9,000円
所在地 【本社】〒101-8352 東京都千代田区西神田1-2-10

公務員試験の小論文対策講座②:TAC

TACの公務員試験の小論文・作文対策講座は、合格答案を作成するうえで必要な知識やコツ、書き方をインプットする講義内容と添削指導で、公務員試験の小論文・作文の合格点取得を目指します。

講義内容は、過去問を徹底的に調べ上げたTACの専用教材を用い、記述答案の書き方や予想されるテーマ、重要なキーワードや論点はもちろんのこと、時間配分や採点者に伝わる文章の展開の仕方のコツなどまで丁寧に教えてもらうことができます。

講義で小論文や作文に必要な知識をインプットしたら、答案を作成し講師に添削をしてもらいます。本科生は添削指導回数を無制限で受けられるので、小論文や作文の力を十分に付けたい人におすすめです。

合格実績 2021年度最終合格者累計のべ6,064名
(国家公務員大卒・3,024名、地方公務員大卒・2,874名)
開講コース・学費 ・秋試験経験者区分本科生lite:【入門なし】15万5,000円(Web通信講座) ・【入門付】16万5,000円
校舎 〒101‐8383 東京都千代田区神田三崎町 3-2-18 TAC本社ビル

公務員試験の小論文対策講座③:クレアール

クレアールの公務員講座はWeb通信専用の講座ですが、小論文や作文対策もしっかり対応しています。小論作文対策は実際に手を動かして答案を書くことはもちろん作成したものを、第三者に客観的に評価してもらうことが大切です。

クレアールの小論文・作文対策講座では、クレアールからの課題や過去問からテーマを選択することが可能。小論文答案は無料で添削してもらえます (コース生のみ)。

添削内容を元に作成し直した答案は再び添削を受けることができるので、納得のいく内容の答案が作成できます。書く練習を繰り返し、合格できる答案作成のために必要な力を身につけられます。

合格実績 非公表
開講コース・学費 ・行政系公務員併願総合コース[秋・冬生]:28万5,000円
・国家一般職(大卒程度)コース[秋・冬生]:24万5,000円 など
校舎 (本社) 〒101-0061 東京都千代田区神田三崎町1-1-17 ハヤシビル

公務員試験の小論文対策講座④:LEC

LECでは、地方上級公務員試験と国家公務員試験(一般)の受験者を対象に、公務員試験小論文対策講座「教養記述対策講座」を行っています。LECの多くの合格者からも好評の講座です。

小論文においては早くから対策をとることが大切で、合格できる答案を書けるようになるためには、さまざまなテーマの小論文を書き、 的確な添削を受けることが不可欠です。

小論文作文対策は1人では難しいですが、LEC専任講師が受講生一人ひとりの答案を丁寧に添削して指導してくれます。

行政職以外の職種(技術職や心理福祉職など)を志望する人にもおすすめの内容です。

合格実績 2019年~2021年合算合格者数:3,677名
開講コース・学費 ・教養記述対策講座:<添削あり>3万5,700円 <添削なし>2万5,500円
校舎 【東京本部・LEC総研第一研究所】〒164-0001 東京都中野区中野4-11-10 アーバンネット中野ビル

まとめ

まとめ

公務員試験の多くでは小論文や作文試験が行われます。小論文等を苦手とする人は多いですが、練習を重ねるほど文章作成の力は延ばすことができます。

公務員試験の小論文や作文で合格点を取るには、資格予備校などの公務員試験小論文対策講座などを活用し、プロの講師に適切な添削をしてもらうことがおすすめです。

自分では気づきにくい間違いや書き方のコツなど、プロならではの視点で教えてもらうことができます。小論文対策は独学では限界があるもの。ぜひ資格予備校の公務員試験小論文対策講座を利用して合格を目指しましょう。

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