公務員専門学校の専門課程へ進学
公務員を目指す方法として公務員専門学校や資格の予備校が開講している公務員講座のほかにも、専門学校生として公務員専門課程に進学する方法もあります。
専門課程は主に公務員、消防官・警察官などのコースに分かれており、1年制から2年制まで設置されています。
実際、高卒生だけでなく大学卒業後に公務員専門学校の専門課程に進学する人もいます。したがって、年齢的な心配で専門課程に進学することを躊躇する必要はありません。
専門学校生として公務員試験の勉強を行なうので平日の朝昼など多くの時間を学習に費やして専念することが可能です。
また、小規模なクラス単位で受験生活を送るので同じ志を持った生徒を交流を深めることができ、刺激しあったり相談相手になってもらえたり、お互い切磋琢磨しながら学習できます。
公務員の専門課程へ進学するメリット
公務員専門学校の専門課程へ進学することは、他の資格予備校の公務員講座と違って様々なメリットを享受することが可能です。
まずは専門学校の学生となるので学割が適用されることです。資格の予備校など家から校舎まで遠くなると月々の定期代でも結構な負担となります。交通費も学割適用で半額になるのはとても魅力です。
次に、専門学校によっては公務員試験対策だけでなく、ビジネスマナーやパソコン講習など公務員として社会に出てから役に立つスキルやマナーを習得できるのはとても大きいです。資格学校は合格に直結し講義しか実施しないので、これは専門課程に進学するからこそのメリットです。
さらに、専門学校では公務員試験にたとえ不合格になってしまった場合でも民間企業への就職をサポートしてくれます。ビジネス系など総合的な専門学校では独自に求人案件を持っていることが多いので民間企業への道を模索することが可能となります。
公務員の専門課程へ進学するデメリット
公務員専門学校の専門課程へ進学することは、もちろんデメリットも存在します。
なかでも学費が高いのは多くの公務員受験生が懸念するところではないでしょうか。実際、公務員専門学校では学費が100万円を超える学校も多く見受けられます。
資格学校の公務員講座より多くの授業時間を設けて、一人ひとりにきめ細かなフォローを行なうため、社会人や現役学生が通う公務員講座よりも高額になってしまいます。
さらに、専門学校のクラス編成は少人数が多くみんなと仲良くなれるいっぽうで周囲に流されてしまうリスクもあります。専門課程で勉強している人は、真面目に公務員を目指して努力している生徒から、親に進学させられた人、なんとなく進学した人など様々なモチベーションを持った人が集まっています。
したがって、人数が少ない分周りの生徒との距離感を保つのに苦労する人が多いようです。